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自分ブレンドは楽しい

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自宅で原稿書きのときは毎日ゴハンを炊いてます。飽きちゃうからいろんなブレンドを日によって変えて。

ベースになるお米は、最近は玄米よりも胚芽米のほうが多いですが(玄米より消化によいため)今日は白米ベースにしてみました。

足してるものは五穀と、青大豆打ち豆というもの。自然食に詳しい人からいただいたのですが、岩手産岩手みどりという大豆を売ってたいらにしたものを乾燥させてる(と思う)

土鍋で炊くと強火で10分、弱火で15分弱。それぞれタイマーかけておいて、最後はお焦げの匂いがしてきたら火を止めてそのまま30分程度蒸らすーーこれでほぼ失敗なく炊けるようになりました。

ローフードもいいけどやっぱり私は炊きたてのご飯が養生メシの基本だな。


ローフードといえば、酵素や栄養素を壊さない殺さないのでLiving Food(リビングフード)とも呼ばれてます。東京でも、以前紹介したことのある代々木上原のお店で試せます。ここはローだけでなく火を通したものつきも選べたと思うので(私が行ったのはオープン早々2度ばかりなので今はわからんのですが)私はそちらのほうがバランスいいと思いました。

そしてNYで有名なローフードのお店、Pure Food and Wineというのが、ロンドンの次に東京に出店計画を持ってるそうです(オーナーさん談)


日本でも自然食の選択が広くなるのはいいことだと思います。
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by tekumaku_w | 2008-07-31 08:07

こんなことに!

その後、プルメリアさんたちは、南国気候に気をよくして、こんなに咲き乱れています。ブレスレット用のレイならできそうです。

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けど花の下の軸あたりには蜜がいっぱい。ちょっとべとっとします。


しかし肥料もあげず、水やりだけでよくこんなきれいな花が咲くものです。植物ってすごいですよね。・・と元気なプルメリアさんたちを見ながら昨日のつづき。

ローフードとは何ぞや?という話です。

ビーガン>ローフードの順で食べられるものが狭まります。

ビーガンは基本、植物成分のみで、それだけでもだいぶ狭まってますが、

ローフードは「加熱で酵素やビタミンやミネラルなど大事な栄養が破壊される」っていう考えが前提なので、食物を華氏115度(摂氏46度)以上に加熱しないというのをポリシーとしています。

なので、大豆を加熱して作る豆腐もダメで、味噌もダメ。オッケーな野菜も普通にコンロの火で加熱しちゃダメ。炊いたご飯もダメだから玄米もダメ、全粒粉パスタもパンもダメかぁ野菜オンリーでも根菜の炒めとかもダメなわけで、ビーガンが食べるささやかなものさえNGのものも多い。

何を食べるかというと野菜のほかはナッツとか種類です(ひまわりの種とか南瓜の種)。これらの素材を、特殊なマシンで温め、かめる程度にドライにしていくんだって。

そんなこといったら本当に鳥のえさみたいじゃん?って思ったけど、それを工夫で結構かわいくまとめてるレストランもあるんです。

酵素が生きてるからすぐ消化され、消化に手間取らないから便秘もむくみもなく、肌や髪のツヤがよくなって、不眠症も治る・・もちろんダイエットにもなる。ってことで、2年前くらいにマドンナ先生も実行してました。ダナキャランもこれでダイエットしたらしいです。
しかしこれ、家で作るにはそれなりの設備が必要だし、ひじょーに手間がかかる。マドンナ先生は専任の調理人を雇ってますが、ほんとにプライベートシェフが必要。


和養生を旨としてる私としては、確かに消化がよくできれば上に言われてる効果があるのはとてもわかりますが、発酵食品(味噌、納豆、豆腐など)のよさもあるわけで。また体温の高いアメリカ人はこういう加熱ナシの食べ物で冬も乗り切れるのかもしれないけど、私のような寒がりには、夏はまだしも、冬はムリ。


まぁ相当疲れたときに1食、入れると立ち直りが早いかなーって程度の使い方が自分には合ってるかな。90%ビーガンで10%ローフーディストくらいがちょうどいいかも。そういう日のためにローフードレストランがあると便利だけど、毎食ローフードは厳しいな。



というわけで、いろーんな健康への選択肢がある時代、必要なのは自分を知り、自分にいちばん合った方策を間違わずに見つけることじゃないでしょうか。

となると、ますます、カウンセラーの役割が大きくなっていくような。プラティマ先生のようなカウンセリングのできる人が身近にほしいよーと改めて思うのでした。

しかし、相変わらず方やてんこもりのステーキやバーガー人気が衰えない国で、こういうストイックすぎるフードが流行るアメリカって国は、ほんとにオモローだと思います。

あ、ちなみにアルコールは、ワインは加熱してないからいいけど、ビールは加熱するからダメ。だからってワイン飲み過ぎてたら意味ないですけどね
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by tekumaku_w | 2008-07-30 08:07
今日もお暑うございます

私は暑さに強いので30度超えまったく気にならないのですが、やっぱり、35度に行くと暑いと思いますね。今日は朝からこの調子では35度行きそうです。淑女のオデカケには帽子とお扇子をお忘れなく! 

先日六本木のグランドハイアット1Fのフィオレンティーナで某編集部のKさんとお茶飲んで涼んでいたら、窓側の席に涼しげな白地のお着物をおめしになったおばあちゃまが1人でお食事してらして、とっても品がありながらも可愛らしくて、ああいうおばあちゃんになりたいものだ、と思っていたんですが、その手元にはやはりお扇子が。

やはり熱帯国の婦女子はお扇子必携です!


ということで、NY取材班のSちゃんは、鳩居堂のお扇子を多量買いして持っていき、今回のNYの取材協力をしてくださった女性関係者の方々にささやかなお礼としてお配りしてました。NYも夏日が続いてたので、皆さん開けるやさっそくパタパタと使って喜んでました

さて、暑いので、いきなり唐突にガスパチョです!

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取材させていただいた、フォーシーズンズNY内メインダイニングのJロブション、総シェフ、須賀洋介氏の作品(写真がイマイチでスマソ)で〜す。須賀さんはご自身も夏バテすると食欲がなくなるタイプだそうで、食欲のないときでも食べていただけると、ガスパチョを夏の定番にしているとのこと。

須賀さんがどういうわけで美容テーマの誌面に登場するのか、それは見てのお楽しみですが、おそらく誌面にはカバーしきれないと思うので、このガスパチョの詳細を先出しで・・・


オーガニックのよく熟れたトマトと赤ピーマン、ガーリック、オリーブオイル、シェリービネガー、パンドカンパーニュをザク切りにし、白こしょうして、ひと晩漬け込み、翌日ミキサーにかけてしっかり濾す。最後にリコッタチーズ+クルトン+赤ピーマンのさいのめ切り、バジルのオイルを直前にかけて仕上げて、できあがり!

面倒ですが、ひとばん置くことで味がしっかり出る。最後のクルトンと赤ピーマンは食感のアクセント。バジルの風味がきいて食欲をそそります。さすがに組み立てが練られてますよね。

立派なベジー料理です。リコッタを入れなければビーガン食といえるかも。


ところでビーガンとは厳格なベジタリアンで、卵も乳製品もとらないオンリー植物系食材のみを調理して食べる人々ですが、NYはさらに、素材を加熱しないでRAW(生)のまま食べるローフードに切り替える人が増殖中。でもって、また新しいワードが生まれてまして、

ローフードを食べる人=Raw food eater(ローフードイーター)=そのまんまやん、って感じ なのでもうひとつの


Rawfoodist(ローフーディスト)っていうほうが私は好きなんですが、


「自分、70%ローフーディストっす」

というように使います。むろん残りの30%も、植物オンリーなわけですが。


ちょっとローフードってわかりづらい? 私もイマイチわかりませんでしたんで、取材してきました。次回に詳細を
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by tekumaku_w | 2008-07-29 08:07
プルメリア続報! 

昨日の夜には2つめも咲いて、今朝には3つめも開きました。かっわいいです。いい香りがします。プルメリアといえばハワイのホテルでもらうレイだけど、アジアの国の中にはお葬式のときの花とされてるエリアもあるんですよねー。

バリではフランジパニと呼ばれてます。いずれにしても南国の花。我が家もこれで立派な南国です。

っていうか、身近に花があるのはいいことです。

NYでヒーラーさんに見てもらったときの話(チャクラを開け・参照)

私が見てもらったのは、ベッドに横になってヒーラーさんの指導のもとに呼吸を整え、チャクラをクリアにしてもらうというもの(詳細は記事にするのでここでは割愛)


で、セッションが終わった後の歓談タイムになったところ、

「あなたにはビーナスがついてるから美容の仕事してるのは当然といえば当然ね。」といわれたんですよ。

わたくし牡牛座なもので、牡牛座の守護星はビーナス。それは前から知っててたんだけど、この時点でこのヒーラーさんとは初対面。生年月日も何も教えてなくすぐベッドに横たわってひたすら呼吸してただけなので、ちょっとビックリ。

ところが

「でもね。ビーナスさんが脇に押しやられてるの。ちゃんとお花置いたり、いい香りのキャンドルたいたり、芸術に触れたりしてビーナスさんを大事にしてね」

とアドバイスが。ひぇー。今回のNYでは予算の都合で、泊まりは殺風景な、それこそお花も何もないなビジネスホテル系だし、取材には便利だけど、相当ごみごみしたオサレでないエリアにあるし、うわーごめんねビーナスさんって感じ。

帰国してからもお花買いに行く余裕がないまま仕事になだれこんでおりましたが、プルメリアが咲いてくれて、私のなかのビーナスさんもよろこんでいることでしょう。

ヒーリングではそのビーナスさんを喜ばせるための儀式みたいなことをしたそうです。

「これはね、普通私は初回の人にはしないのよ。でもあなたにはどうしてもこれをする必要があると思ったの。」

だそうで。ちなみに、もっとクリエイティビティを生かさないといけないともいわれました。もっと創造性のあることをプラスしてしなくちゃいけない もっとアートにも触れないといけないって。


ってことで今年下半期の目標はもっと生活にアートを。もっと創造性を



もう帰国してからだいぶたつのに、まだまだNYで引っ張ってて恐縮ですが、それだけNYはさすが話題満載ってことで許して下さい。今週からそのNYの記事のための原稿書きが本腰なので、その合間を縫って。まだまだ話したいことはいっぱいあるのだ。
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by tekumaku_w | 2008-07-28 18:07

咲きました!

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昨日夕方から少しずつ開き始めて、ついに咲きました(^o^)
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by tekumaku_w | 2008-07-27 07:07

突然の開花宣言

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昔々、いつだったか忘れるくらい昔に、大好きなプルメリアの、ちびっこ苗を買って鉢植えし、育て始めました。冬になると死にそうになり、夏になると勢いよく葉っぱが出て盛り返し・・・ということを続けてきたんですが、いっこうに花が咲く気配がない。

すっかりあきらめていたら、いきなりつぼみが出ました!開花宣言です。

今年の猛暑はプルメリアも認める熱帯サマーってことかしらね。

でもたのしみですー
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by tekumaku_w | 2008-07-26 08:07
さすがビーガン先進タウンのNY、ビーガン食もいっぱいあれば、ビーガンのための栄養補助食もたくさんあります。かなり選び放題。

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ビーガンってつまりは植物関係しか口にしないから、カロリー不足、栄養不足が悩みの種、そこで不足しがちなものは栄養バーなどで補おうとばかり、こういうビーガン・スナックが盛り上がってるわけです。

成分的には栄養がとれるようなフルーツやナッツが主体。ヘーゼルナッツやアーモンドやデーツやひまわりの種などが多いんですが、当然、砂糖は加えず、自然の素材の甘みだけ。処理もこだわっていてまったくローフード処理で、グルテンや大豆さえ含まないものも見受けます。味の調整にはレーズンとかレモン、イチジク、チェリーが入ってるものもあり、

栄養素的にはそれぞれ。ビタミンはほとんどなくてカルシウム、亜鉛、銅、鉄などのミネラルを補うモノが多いけど、なかにはビタミンを積極的に補うモノもあり、こちらのバラエティに富んでます。

なかにはこれらの栄養バーだけ食べて暮らしてる人もいるらしく「それはちょっと行き過ぎ」ってスーパーの店長さんは顔しかめてましたが、私のように養生はしたいけど、おやつをつい食べてしまうタイプには、こういう砂糖なしで栄養補助になるスナック類が合間に食べられるととてもありがたい 

味もそんなに悪くないしね。小さいバーでも中身がみっちり詰まってるんで、普通のスナックと違ってとっとと食べられない。1つのバーを2〜3回に分けて食べる感じなのも、養生向きです。

外見も、肉、魚、乳製品、卵いっさい食べない悲壮感みたいなもの、ないでしょう? ビーガン生活って全く悲壮感なく、むしろオシャレで、良識ある生活。NYのヴィレッジあたりではそんな局面を迎えてる気配でした。
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by tekumaku_w | 2008-07-25 08:07

安眠ツール!

夜中の地震で眠るどころじゃなかった方々も多いでしょう。震源に近く被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。


地震でなくてもこの湿気で眠れない人もいるかもですね。ところがいうまでもなく、良質の睡眠は美容にとってほんとに大事! 

先日取材したSpaFInderの社長さんも「ここ2年くらい最先端スパのテーマにgood sleepをとりあげるところが増えてますのよ」と。寝るなんて人間の基本の欲求で生活のベースなはずだけど、ちゃんと眠れない人がそこまで増えてるってことでしょうか。

しかも社長さん曰く「熟睡できればウエイトロスにもつながるっていう結果が出てきてますしね。睡眠ケアは、スパのテーマの1つである体重コントロールにもつながるんですよ」と。
つまり、やせたかったらよく眠れ、ってこと。

確かによく眠れなかった翌日はまず身体がむくんでますし、便秘もしがち。

要するに、ぐっすり眠れる=>消化がよくできるし排水もよくできる=>体内から余分なものを出す過程がはかどる

ってこと。

眠れないといえば時差ボケですが、今回、ほとんど時差ボケのつらさに悩まされませんでした。よくあるパターンですが、2時とか3時に起きちゃってそれ以降眠れないということはなかったの。

その理由を自分で分析すると機内でかなり熟睡できたってことが大きな要因だと思う。そのヘルプとなったのがアイマスクでした。

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過去使ったアイマスクの中でベスト大賞をさげたいのが写真上。アシアナのNY〜成田便でもらったアイマスクです。普通のアイマスクって、頭の後ろまでゴム部分を回してとめますよね。ところがこれは、ご覧の通り、マスク方式で片方ずつの耳にかける仕組み。

たいした差はないと思いきや、これだとゴムの締め付けがきつくないから、顔にゴム跡がつく心配もなく(これ、女子には案外大事)、ヘッドホンの線とゴムとがごちゃごちゃになったりもせず、えらくストレスフリーで快適。

下のほうは、シンガポール航空のエアバスでもらったアイマスク。目にあてるの部分がほそくて圧迫感が少ないため「おっ、アイマスクに新機軸」って思ったんですが、今回のアシアナマスクは快適さでそれを越えました!耳にかけるようにするっていうちょっとした工夫なんですけど。これが快適度をここまで変えるとは。

これはJFKから乗り込むやいなや、ソッコーで頼んだら持ってきてくれたもので、通常のアメニティに入ってるものは普通に頭のうしろにゴムをまわしてとめるタイプだったから、アテンダントさんの在庫にある特別なものかも。入手できてラッキーでした!


アイマスクは、機内だけでなく、眠りづらいときに家でして寝ても、威力を発揮します。最近の猛暑ではマスクなんてつける気がしないかもですが、どうしても眠れない日には、私もアイマスクして寝てます。
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by tekumaku_w | 2008-07-24 08:07 | 美容界だより

繊細だけどアメリカン

アメリカのシェフによるいわゆるアメリカンな料理には、明らかにアメリカっていうお国柄が出てます。

ひと昔前のわらじみたいなステーキしかなかった時代を思うと、別の国かと思うほど美味しく、見た目もこぎれいに進化。素材の合わせ方も工夫されて。

今回ほぼ毎日NYのアメリカンを食べて気づいたのは、


■折からの健康&オーガニックブームはここにも押し寄せていて、各シェフとも近隣の農家でとれた野菜をうまく使ってる

■でも相変わらずソースにはあんまり凝らない(そのぶんこってりしなくていいともいえる)

■そうはいっても肉の国なので魚のバリエは少ない


そして

■ゴートチーズ(山羊のチーズ)がハンパなく好き。


かといって、ゴートチーズを、てんこもりされると困るんですが、

こんなふうに

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可愛く少量ずつでアレンジしてもらえると食べやすい。これはゴートチーズをクリーミーにしたものとスイカをアレンジした、最初の突き出し用。

チーズとスイカの相性がいいことに驚きました。スイカに塩かけるかわりにチーズの塩分がスイカの甘みを出してくれるんです。

これならいまみたいな猛暑日にホムパするとき、おつまみに作って出すと喜ばれそうよ。

食べ過ぎなければ、タンパク質の補給にもなるし、スイカは熱を下げてくれるし、いかにも夏用のいい組み合わせかも。

出してくれたのは、NYマガジンから新進気鋭の若手シェフに選ばれた、カリフォルニア出身の日系3世、クレイグ・コウケツさん。レストランはPark Avenue Summerという店です。

夏草の鉢植えの中にスイカが生えてるようなアレンジもおもしろい。ミニアレンジなんだけど和食の影響うけた懐石チックなフレンチだと、もっとちまちましちゃうのに、皿におさまらない感、というか、皿から飛び出た立体感がアメリカって感じしません?
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by tekumaku_w | 2008-07-23 09:07 | eating

シブイスパ?

ちょっと前のブッダカンのところの話で、NYではわかりやすいスケール感とお派手感がないと飲食のハコはうまくいかない、という話を書きました。渋いという価値観はほぼ通用しないと。

そのいい例がミートパッキングの某シェフの店で、名前はアメリカで広く知られているのに、残念ながらハコとしての入りはいまいち。それもこれも、建築内装をこれまた広く知られた某建築家に頼んだからだっていうんです。この建築家は世界的に知られてるけど、その建築家の、どちらかというと殺風景な作風はNYにやってくる成金族たちの期待にはこたえられない種類のものなんだそう。

逆にその斜め前にあるイタリアンはシャンデリア・ドッカーン的なものすごい派手な内装でえらく混んでいるんだそうな。これは、いずれも、投資として物件を考えてる人たちへの物件紹介をお仕事にしてる不動産のプロ(仕事とは別で、知り合いから紹介されて課外活動でお会いした人)からお聞きした話です。NYはすべてがマーケティングだから、マーケティングをはずすと、いくら料理人が有名でもいい腕持っててもダメだって。

一方でイアン・シュレーガーという建築家の作品がやたら目立つNYです。昔ながらのグラマシーパークインというホテルも彼の手によって改装され(wakiyaが入ってます)、なんだかとんでもない内装になってますが、それでも話題を集めて流行ってる。また、ソーホーの北側のノーホーというエリアに、呪われた館みたいなイメージの恐るべき外観のアパートメントも造っちゃってこのアパートメントのおかげでこの通り全体が、夜通ったらこわいよーって雰囲気になっちゃってるんだけど、それでもプロに言わせればイアン・シュレーガーブランドは、成金ワールドではステイタスが確立されてるから、このアパートもあっというまに完売してるんだそうで。悪趣味=ダメとならないところがNYマーケティングの奥深さ。

日本でいうところの「渋い」をNYでわかってもらうのは難しい。

という前提を理解したうえで話を進めます。

ロバート・デニーロがトライベッカにホテルをオープンしました。トライベッカはウォールストリートから近いので昔からヤッピーたちが倉庫街を改装して住み始め、故・JFKジュニアもお住まいになって当時はやりだったローラーブレードで走ってたあたりです。

久々に行ったトライベッカは、さらにお金持ちタウンになっていて、めちゃこぎれいな落ち着いたたたずまいになってました。デニーロホテルはその一角に、看板もなにも出さずに存在してます。今回の別チーム、ホテル担当のYさんが取材のために宿泊してたのでSちゃんと訪ねてみました。完成しても70室余りというブティックホテルサイズですが、小さなホテルという印象はなく、ロビーや中庭の雰囲気、お部屋の雰囲気は、ヨーロッパの別荘ってかんじです。お部屋はとくにイタリアンな感じで、でも、きらびやかなタイプのイタリアではなく、トスカーナの山荘みたいなイメージ。ホテルというより誰かの家のゲストルームにおじゃましたみたいなノリで、可愛らしく趣味よくまとまってました。

レセプションも、なにせ部屋数が少ないし、まだ泊まってる人も少ないだろうから、Yさんに会いに来ました、というとすぐ反応して、お部屋に電話し「お友達がきてますがロビーに降りてきますか?お部屋にご案内しますか?」という感じでバトラーみたいです。Yさんは「外に何の表示もないのによくわかりましたねー」と驚いてましたが、その週のNY食べ歩きみたいなフリーペーパーに1Fに入っているイタリアンが紹介されていて、その外観写真がヒントでわかったのでした。それがなかったら番地だけでは確かにわからないかもしれない。

ここでまた不動産のプロの話登場ですが、このホテル、立地といい存在といい、別に観光客に泊まってもらおうと思って作ってるわけじゃないそうです。またもマーケティング的にいえばデニーロのお友達関係の映画クルーがNYで映画撮るときに、たとえば「全館貸し切りで」みたいに使ってくれればいいや的発想で作られてるとか。な・る・ほ・どー。それでああいう「僕の家へようこそ」的な部屋であり、レセプションの応対であるわけですねぇ。ロビー横のライブラリーなんてまさにデニーロさんちにおじゃましたって感じですもん。

それで雑誌などにも積極的には露出しないそうです。もちろんホテルなんだから一般の人が泊まりたければ泊まってもいいんですけどね。625ドルくらいから。お部屋の内装はひと部屋ずつ違うそうで、私たちが見た部屋はイタリアの山荘みたいだけど、モロッコ風とかチベット風とかもあるようです。詳しくはYさんのルポを私も楽しみにしてるところ。

「渋い」話の続きは、実はここのスパの話なんです。なぜならその名もSHIBUI SPA(しぶいスパ)。まさに日本語の「渋い」からきてるんです。当初はモロッコスパを作る方向で進んでいたのに、デニーロのお父さんが日本に来て、コンセプトを思いついちゃったとの話を小耳に挟みましたが、渋いコンセプトが受け入れられづらいNYで、あえて「渋い」スパ。どう評価されるのかが気になるところですが、日本人が渋いと思って作るものと、アメリカ人が思う日本っぽさって違いますもんね。NOBUを立派に成功させたデニーロなので、アメリカ人受けする渋さをマーケティングした上での企画なのかもしれません。
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by tekumaku_w | 2008-07-22 08:07