instagramやtwitterで日々流している美容情報を定期的にまとめアップすることにしました。リアルタイムで情報キャッチしたいかたはスマホでinstagramまたはtwitterのtwi_tkmkをフォローくださいませ ( 渡辺佳子 )


by tekumaku_w

<   2006年 09月 ( 8 )   > この月の画像一覧

バンヤンツリーについたころにはもうとっぷりと日が暮れてこうこうと月が輝いておりました。立派な門には守衛さんが立っていて、そこを入ってガラスばりのレセプションへ。レセプションは赤い灯りが印象的なモダンなスペース。そこから隊長、カメラマン、渡辺3名それぞれに1人ずつスタッフがついてそれぞれの部屋に案内されました。

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・・・・と思ったら部屋ではなくひとりずつ立派な門と庭のついたヴィラでした。おー。すなわち一軒家です。お家そのものはそんなに広くないんだけどなにせ庭があるのがいい。しかーもスタッフの説明によると庭のちょっと高くなってる場所にジェットバスがあるという。ひょえー。しかしあまりの長旅で疲れていてさすがにその晩、庭風呂に入る気にはなれず、部屋の説明をひととおりしてもらった後ですぐに寝ることにしました。家への入り口はドアではなく両開きの扉です。あけると目の前がキングサイズのベッド、左右にリビングとシャワー+洗面所+トイレが振り分けられております。枕元にはチャイナスタイルのスタンドが。モーニングコールを頼むのも面倒なので枕元のデスクにあっためざましをセットして バタンキューと眠りについたのでした。はぁーーはるばる遠いところまで来たなぁーーと思うまもなく意識は薄れ・・・・・・


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ピピピピピピピピピピピ・・・・・

え”?もう朝? マジっすか?と時計を見るとまだ3時

え?確か7時か8時にセットしたはずなんだけど ねぼけて3時にセットしちゃったのかしら?と思いつつ、また目覚ましをかけなおそうとして気づきました。この目覚まし、アラームのハリがバカになっていてアラームをセットした後でめざましを動かすと勝手にアラーム針が動いてとんでもない時間にセットされちゃうんです キー

こんな目覚ましではきちんと目覚められないっ!と仕方ないからうつらうつらしながら細切れに寝ては起きて時間をチェックとかしてたら ちゅんちゅん空がしらみはじめ、夜明けでございますわ あーあー寝そびれた

取材日しょっぱなから疲れたままの1日がこうして始まったのでありました。

でもバンヤンの敷地内の建物はナシ族の独特の建築でまとめられていて、とても落ち着けましたよ。大人なリゾートなのと、結構マニアックな立地なので、いろんなリゾートに行き飽きた人ほど気に入るかも。私は気に入りました。帰ってきたばかりで言うのも何ですが、また今からでも行きたいくらい。取材でなく自分の休暇でね。取材でいくといろいろしたいこともできず撮影が第一優先なので、結果、消化不良でかえってくることになるのです。それでもまぁもう行かなくてもいいやと思うところもあるなか、またすぐ行きたいわけですから、ここは自分的にかなり気に入った部類なんですね。

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バンヤンの詳細についてはあまり書いてしまうと10月に発売になる本編に支障がでますのでこの続きは10月20日発売の「旅」の美容特集号でお読みくださいませー。

というわけで次回からは1年半ぶりの北京の話に!
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by tekumaku_w | 2006-09-27 23:09
さて、そんなわけでいつも苦労してたどりつく雲南ですが、いってしまえば、もうそりゃーいーーーいところなんです。

03年にいったときは主にプーアール茶についての取材だったので少数民族の人たちがどういうふうにお茶を飲んでいるかというお茶のある生活がメインでしたが、今回は、まずバンヤンツリーありき、ということで、バンヤンツリーのある麗江郊外の小さな農村エリアへ。

・・・と思ったら隊長、空港にて

「ホテルに行ってももうレストランが閉まってますから、街でロケハンかたがたゴハンを食べてからいきましょう」

というわけで麗江空港から麗江の街へ。先日お話しした旧市街ではなく、新市街地の目抜き通りからちょこっと入った場所にある、ナシ族料理ならだいたいなんでもあるレストランです。こちらは早朝出発で上海にて決死の街横断をして飛行機をのりつぎ、オーバーヒート起こした飛行機内でエンジンが復活するのを待ち、昆明空港でトランジットし、ようやく13時間後くらいに着いたところなのでへとへとです。もー何でもいいから飯をだしてくれ、って感じですが、そこは隊長、てきぱきと注文します。隊長はグルメというよりマズいものは許さないタイプなので、うまいものを探す勘が非常に発達しています。隊長と一緒にいるといつも美味いモノにありつけるのです。(余談ですが隊長はマズいとウエイトレスをしかりつけて作り直させます。話がつかないと厨房まで行って調理法まで指示して作らせます 中国人もビックリな隊長なんであります)

そんなこんなで麗江のナシ族レストランでも、いろいろ珍しいものを発掘。椿の芽だの、タンポポのスープだの。しかし民の知恵というのは素晴らしくて、夏は体温を下げ熱をとって涼しくする山菜や野菜料理がいっぱいあるのです。とくに気に入ったのはミントの料理。 単にミントの葉っぱを唐辛子味であえてあるサラダなんだけど これがイケてますの 爽やかでちょっと辛みもあり、でも食が進む。

そしてキノコキノコ! もーいやというほどキノコ! 雲南では8月がキノコの旬なのね 
松茸もありますが、名前を聞いたこともない特産キノコがいっぱーいあって、それぞれに適した調理法で持ってきてくれるの。キノコは中国語で菌または野菌 だから町には「野菌王」みたな名前のキノコ専門レストランもあるのだ 何も知らない人が見たら野菌王なんてレストランには絶対入りませんよね。ばいきんうようよ、みたいで。でもよく考えたら日本語のキノコだって 木の子? 変ですよね。

さてキノコと野草でおなかいっぱいになったわれわれは、車でようやくバンヤンツリーをめざして出発。すでにあたりは日が暮れ、月が煌々と道を照らしておりました。

(つづく)

*バンヤンツリーにたどりつくまですごく時間がかかっているうちに、この週末は久々の休みで北京に行って来ました。北京の話もあるのに、まだ雲南の話も終えておらず、しかもまだバンヤンにたどりつけてませんわ。中国の旅は語ることが多いということでお許しをーーー
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by tekumaku_w | 2006-09-26 23:09 | 旅先から
(前の日記からつづく)

・・・・・・なんなの?なぜ飛行機動かないの?

中国の人たちは口々に「オーマイガっつ!」「ったく、ざけんなよ」「たまんねーな」みたいなことをぶつぶついっています。その気配を察してアテンダント男子女子がドリンクサービスを始めました。といっても水か昭和30年代にあったかも、みたいな、着色料ジュースしか選択なし。

そのうちかなりテキパキしたチーフパーサーみたいな女性で英語ぺらぺらネイティブ発音の人がアメリカ人に向かって説明始めました。それを小耳にはさもうとするんだけど遠くて聞こえません。みー。でもなんとなく30分くらいで飛ぶといってるような。そしたらそのお姉さんが英語で畿内放送してくれました。それによるとあまりの暑さでヒートアップしてしまったのでエアコンを止めて電源回復を待ちます、と。は?マジですか?ってな理由でしたが、エンジンだいじょうぶなのか?と不安になりますわね。

それでもなんとか1時間弱程度で畿内の電気がパチパチとつき、エアコンも復帰しました。で、えいやっと離陸。そしてクンミン空港に着陸。畿内から出されてバスに乗り、ほんとは待合いロビーで畿内掃除を待つ、んだけど遅れてるからそのまま別のバスにのらされて、またさっき乗ってきた飛行機に乗る、という不思議な流れです。ま、このテキパキ処理により遅れは30分ですんだんですけどね。隊長に電話して迎えを頼みます。たいちょー、30分遅れでーす!

中国国内は携帯網がつながりまくりなのでこういうときには便利ですね。そして実際きっちり30分遅れてリージャン空港に到着であります。ちびっこ空港なので荷物をとったらすぐ扉。隊長が外でお待ちです。でも中国の空港は畿内預けバゲージの半券を荷物と照らしあわせて点検してもらわないと外に出してもらえません。

ということで朝8時ごろ家を出てかっきり12時間、いや時差があるので13時間かかって夜の現地8時ごろ、ようやく、麗江空港に到着したのでした。いやーリージャンというか雲南ってやっぱり遠いわ。

(つづく)
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by tekumaku_w | 2006-09-21 21:09

バンヤンツリー 麗江

さて 麗江まで行った理由です。それは、覚えてる人は覚えてるかもしれませんが、かつて、こういう日記があったと思います・・・

前略>

たまげることには、世界遺産のリージャン(麗江@雲南省)なんて山奥にまで、バンヤンツリーができるっていう話もトラベル&レイジャー誌で読みました。たいへん!ちゅーかほんとなのか!?

・・・・・・ちゅーか、ホントだったわけです。5月にオープンしてました。

それで取材に行かせていただけることになったわけですが、本当は8月に行ってきたかったものの、スパの完成が遅れているということで、9月に入った方が安心、とはいうものの、締め切りもある、ということでギリギリ引っ張れて、スパも開いてるだろうころは9月の初旬、というわけで先日行って参りました。ええ、スパ完成してましたー。

麗江といっても、例の夜は六本木になる賑やかな麗江ではなく、そこから車で30分ほどいった山あいの村に突如スーパーリゾートができちゃったわけです。リゾートの壁の向こうには畑が広がっていて、あぜ道を牛がもーも通るような田舎です。そーこに突然、大きなゲートができ、スパつき、ティールームつき、中庭にパゴダつき、全館ヴィラ仕様の豪華リゾートができちゃったわけですから村人のみなさんもびーっくりてなかんじです。いや、村人のみなさんは「わしらには関係ねーこった」という感じで黙々と牛をつれて畑仕事なさってますけどね。

朝、成田を発ちましてまず上海に着陸 プートンという国際空港です。そっから乗り継ぎなんですが、今度は同じ上海内の虹橋という国内線空港めがけて上海市内を横断です。なぁに3時間もあるから余裕ーと思っていたら、このプートンから虹橋って45キロくらいあるんですね。プートンで入国審査もあるし、あらかじめ、現地のガイドサービスにロケバス出動で空港〜空港の決死の横断企画ヘルプを頼んでおいたからよかったけど、これ、自力でタクシーさがして値段交渉して、とかしてたら間に合いませんでしたわ。あまりお薦めできません。かといってその日のうちに麗江入りするにはこれがいちばん早いんです。ツアーではきっと昆明(クンミン)で1泊する旅程が組まれるでしょう。クンミンから麗江は1日10便以上ありますので。

だがしかしこちらは仕事、一刻も早く着いて待ち受けている隊長と打ち合わせなどせねばならぬ、ので決死の上海市内移動です。途中で事故渋滞があってヤバー、という瞬間もあったのですが、なんとか20分余裕くらいでチェックイン。助かりました。しかし同じ市内で空港移動っていうのは荷物が多いとめんどうで嫌ですねー。

と、ほっとするまもなく、上海を飛び立った飛行機はクンミンに着陸。そのまま同じ飛行機で麗江(そろそろリージャンと呼び始めてもいいっすか?れいこうじゃなくて、中国語読みはリージャン・・したがってリゾートの名前もバンヤンツリー リージャンです)にいくというのに、クンミンで畿内からおろされます。

あ#ーーーー その前に上海紅橋空港で起こった恐ろしいハプニングを話さなければ。

その日の上海は9月というのにめっちゃ暑 40度近い30度台で真夏みたいだったわけです。その中をなんとかまにあってチェックイーン。そして畿内に入ってあとは離陸を待つ・・・というところで急に畿内の電源ダウン!! なに!? と思っていたら中国語で機内放送、わからん、なに?どーした? しかし気配的には離陸が遅れるといっているようす。中国の国内線って実は昔も雲南に行くのに苦い経験があり。そのときは北京経由だったのですが、まずは成田〜北京が北京上空濃霧のため空港大混乱でえっらい遅れたのです。北京で通訳さんとようやく会えたものの、濃霧の余波で国内線のフライトも乱れまくり、通訳さんの活躍によりようやく座席を確保してほっと畿内にのりこむ、とそこに畿内放送。え”−−−−っと暴動が起こりそうなほどの畿内。なになに?ときくと雲南で軍事訓練をしているのでそれが終わるまでは飛べない、といってるというのです。キーーー そのときは結局、畿内からおりて再び違う路線を探して飛ぶといってるフライトにかえてもらったんじゃなかったかな。しかし軍事訓練は訓練なので、確か結局相当待たされて、その日のうちに目的地入りできず、それこそクンミンの空港そばのホテルを割り当てられてひと晩とまった!のをいま思い出した! ひー 

そういういやーな雲南フライトの思い出があったので、今回もまた軍事訓練か!?と条件反射しちゃいましたが、そうでもなさそう。しかも冷房が切れている。こりは電気系統の故障?また飛行機おろされるの?

(長くなりすぎなのでつづく)
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by tekumaku_w | 2006-09-21 20:09

ぼん 映画出演を断る

ぼん話でひとつ忘れていたことがありました。それは話がチャン・イーモウ監督、高倉健主演の麗江が舞台の映画「単騎、千里を走る」のことになったとき。

この映画、私はまだみてませんが、チャン・イーモウ監督は麗江の住民の人たちをいろいろエキストラで使ったという話を聞いていたので、泉持ってるような名家の子には、当然、出演依頼があったんじゃないかと思って、プーアール茶をごちそうになりながら、ぼんに問いかけてみました。

すると「あったが、ことわった」と平然と答えるぼん。

「なんで、なんで〜?」と元来ミーハーな私はつっこみますわ。もちろん。

するとぼん「だーって犯罪者の役だったんだぜ、失礼しちゃうよな。(役によっては考えてもよかったんだが、この名家の僕ちんが犯罪者だぜ)後世に残るようなものに犯人の役なんかではでれねーよ(ざけんなよ。チャンイーモウ)!」 

注(  )内はぼんの心の叫びを私が収集 たしかに行間にこのようなせりふが聞こえたのです・・・

やっぱりね。しっかり出演依頼はあったのに、ぼんのほうが気に入らなかったというわけでした。しかし犯罪者とは。うん、でもそのキャスティング、うなずけなくもない・・・(ぼん すまん)

そういえば、ぼんの風貌について何も触れてませんでしたね(写真をアップしたいのだが、マックに取りこんだ写真をどう圧縮するかわからず写真取り込みがストップ中 いままで使っていたウィンドウズはついにバーストしました、マック生活に入っていて本当によかった 涙)写真はちゃんとあるのです。さすが毎日茶を入れてるだけあって美しくスライドカットされたプーアール茶葉や、茶を入れるぼんの真剣な顔が・・・

そうこうするうち、仕事のほうは、山を越え、あと少しで麗江の原稿があがります。ほっとするまもなく、京都の校了を仕上げて、京都のほうは9月28日に発売になります。ハナコです。どうぞよろしく。麗江のほうは、10月20日発売の「旅」美容特集になります。

あ、次回はなぜ麗江にまで行ったかという話をしませんと!
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by tekumaku_w | 2006-09-17 22:09 | 旅先から

麗江の「ぼん」その2

さて麗江の「ぼん」話のつづき。

ええっと高台につれていってもらうことにした、というところで終わっていたと思いますが、カメラ機材の一部を進んで持ってくれながら、古城エリアから細い石畳の坂道をずんずんY青年はのぼっていきます。やたら疲れるなー 最近筋トレしてないからかなー、と思ったら、ここは標高2000メートル越える高地、油断してましたが、やはり空気は薄いのです。ゼイゼイ。

といっても幸いさほど時間はかからず、高台に出ました。つれていってもらったのは、電視台、つまりテレビ塔の立っている高台、そばには小学校があります。むろん「ぼん」に聞いたら「ここの小学校に通っていた」というわけで、ここはぼんの地元なわけです。

帰りがけに「家によって茶でも飲んでください」と誘うぼん。そりゃー疲れてるからこれ幸いとみんなで寄らせてもらいました。その高台に曲がる角にあるのがぼんの家でした。間口は狭いが立派な門がありそこから奥に入っていくと中庭になっていて、そこになーんと再び立派な書で名前がかかれた泉コーナーが。泉コーナーといっても自然の天然岩でかこまれた半円状の水場。のぞくと確かに奥からもよもよと水がわいています。きれーいな透明な水です。名水のある神社でよくお水取りをしてる私はすぐ飲んでみたくなり、ひしゃくですくって飲んでみました。するとさすが柔らかくてあまーい、いい水です。

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泉は手前の囲いと奥の囲いと2つにわかれていて中でつながっています。ぼんは手前から必死に水をかきだして植木や外の石場に水まきをしはじめました。こうして手前の水位を下げると奥の泉本体から新しい水がたくさんわきあがってくるのだそうです。これを1時間ごとにすると常に新しいいい水がわいてくるんだそうで、ほほーすばらしい天然の水循環システム。

ここの泉の水質はそうとういいらしく、先日も日本の大学関係の専門家が調査にやってきたとぼんは説明・泉の上には小部屋がありそこに泉の説明が書いてありました。翻訳してもらうと、心肺を清め内蔵にもよく、料理にも適しているとやらで、100年以上の歴史を持っているようです。

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解説が終わるとぼんはテーブル前に腰を下ろして茶の準備に入ります。いや正確煮言うと、腰を下ろす前に庭に面した小さな部屋のパソコンをちょこちょこ設定し、パソから琴だから胡弓だかの古典音楽を流して雰囲気をもりあげながら、茶をたてます。中庭にはテーブルがあり、そこにすでに茶芸のための簡単な用意ができていました。時間があるときはぼんは毎朝ここで最低ポット2杯の水で茶を飲むのだそうです。もちろん知り合いや友達を招くことも多く、茶を入れる手つきは手慣れたもの。プーアール茶はもちろん私もよく飲みますが、円盤系にきっちり固められたプーアールをどうやって切るのかいまいちわからなかったのですが、ぼんのナイフを使う手さばきをみて、おぉ、これぞ本場の茶葉カット!と感心しました。うすーく必要な量の茶葉をカッティングするんですねー。さすがー。

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そしてふたのついた茶碗に入れ、そこにわかしたての熱湯を注ぎ、小さな湯飲みに注ぎすすめてくれます。おままごとのようなミニゆのみなのであっというまに飲み干しちゃうんだけどそうするとすぐさままたぼんが注ぎ足す、その繰り返しで、これが大変。もぅ悪いからいいよーって思うんだけど、どんどんお湯わかしてどんどん入れちゃう。しばらくすると、また別の茶葉で飲んでみてくれと、新たに違う茶葉をカッティングしてまた入れ始める。さすがにおなかがお茶でタポタポになっちゃうよーと思ってそういうと、「1日ポット2杯ぶんくらいの茶を飲んだほうがいい 肌にもいいのだ」というぼん。頼んでもいないのに、美容ネタにしてくれてありがとうってかんじです。「1日ポット2杯ぶんくらいの茶を飲んだほうがいい 肌にもいいのだ」というぼん。頼んでもいないのに、美容ネタにしてくれてありがとうってかんじです。

あとで思ったのですが麗江の気候って高原気候だからえらい乾いているのね。唇が乾いて日本では考えられないほど何度もリップクリーム塗らないといけないくらい。ということは確かに肌も乾く。これは郷にいれば郷に従えの賢い生活の知恵なのだなーと思いました。

さて、家に泉のあるぼん宅ですが、「麗江ってこういうふうに庭に泉のあるおうちって多いんですか?」と聞いてもらうと「うち1軒だけです」とキッパリ。へーぇ、ものすごいお宅に来てしまったのねとようやく事の重要性に気づく一行。

「そしたらご近所の人がくみにきたりするんでしょうか」と尋ねると「水道がないころはみんなくみにきていて誰にでもあげていた」とぼん。そして「その昔、日照りで雨がふらず、雨乞いの祈祷が行われたことがあるらしいが、そのときもこの泉は枯れなかった」とナニゲに付け加える。どうやらこの泉はえらい由緒と生命力にあふれているようなのだ。すばらしいですねー。しかもそれを大事にまもりつつ、必要な人には分け与える、このY家は相当な名家みたいです。「回りの古い家はみんな売って自分らは新市街のマンションに引っ越してしまった人が多いけど家はここにずっと住み続けている」と自負を持って語るぼん。いちいちおっしゃることがチャラくなく、まっとうなのであります。時代に流されない誇りある生き方というのかな。

本人20代後半、ゲストハウスの取り締まりを頼まれて勤務中。だがその実は実家に由緒ある泉のわくお坊ちゃん。おりあらば家に人を招き自ら茶芸で人を接客する。そのガツガツしない生活っぷりはどこか京都の名家のぼんを思わせ、ここにY青年には「麗江のぼん」という呼び名が与えられたのでした。

後日、ゲストハウスでパソにはりつくぼん。なにかと思ったらサッカーLOTOです。こんなところもめちゃ「ぼん」っぽい。いろいろお世話になったので、隊長と相談して新市街の洋品店をくまなく探索して最も許せる趣味のYシャツを贈りました。ぼんはいつもいちおうジャケットを着ているのです。隊長がその後で会ったら、ぼんは「やぁーきみたち、素敵なシャツをありがとう」とたいそうお喜びだったとか。ぼんのお眼鏡にかなってよかったでございます(-。-)/
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by tekumaku_w | 2006-09-12 21:09 | 旅先から

麗江の「ぼん」は泉持ち

さてようやく京都の原稿書き上がりました。とはいえこれから校正というものを経なければならないのでまだ気が抜けない、というか、その校正が出てくるまでのあいまに、連載ものの原稿を書き、それから麗江の原稿書かないとわたしの9月は終わらないので、ぜんぜんほっとできないのですが

麗江にいった理由はまた後で書くとして、今回はお約束の麗江の「ぼん」話。ひょんなことから知り合ったのですが、というか、あとで「ぼん」であることがわかったのですが、彼の名はY青年。生粋の麗江っこ。知り合った経緯はこうです。

わたしたちは当初、麗江でいちばん大きな高層ホテルに泊まることにしていたのですが、先に入っていた隊長が偶然、街で以前からの知り合いにばったり。その知り合いからゲストハウスを紹介されたそうなのです。麗江の街は大きく2つに別れていまして1つは旧市街といえる古城エリア、もうひとつはその古城を取り囲むように発展した新市街。新市街は道も広く車がびゅんびゅん走り、シャビーだけどデパートなんちゃっても洋服やも薬局も中国銀行もあり、税務署もあり・・・

あ 洋服やといえば、プーマのあのシルエットそっくりだが似て非なるロゴを持つプーという店を発見。プーだからって熊のプーさんが店内にいるんです、できすぎて笑いました。謎の体育ウェア専門店プー。中国銀行にも両替でお世話になりました。換算率いま15円ちょっと程度で10000円換えても660元にしかならない。なんだか損してるかんじです。そんなもんか。不思議なことに中国元と香港ドルはほとんどリンクしてるんですね。

さて話は戻り、つまりはそういう銀行とかスーパーとか洋品店プーとかの並ぶ目抜き通りでもひときわ目立つホテル、地球の歩き方の麗江ホテルリストにもトップに載っているホテルを予約していたわけですが、そこから取材先の古城まではタクシーで10分、しかしそこは単なる古城への入り口で、そこからは車は入れないのでえっちらおっちらカメラ機材を持って移動しなければならない。それを毎朝毎夕繰り返すのは効率悪いんでないの?と隊長が思っているときに、知り合いから古城エリア内にあるゲストハウスの話を聞いたので、下見をしたところ、なかなか使える場所で部屋もまあまあいい、というので代わりにそこに泊まったらどうか、という提案なのでした。確かに新市街は便利ですけど取材して写真とるのはやっぱり古城なわけで、そしたら通う時間がもったいないね、ということで私も異存なく、それじゃーそのゲストハウスにお世話になることにしましょう、と計画変更したのでした。

ぼんはそこのゲストハウスの責任者を任されていたのです。隊長の知り合いによれば「麗江の街全体が見晴らせる場所は、マネージャーの家のそばだから連れて行ってくれるはず・・・」ということで、おぉそれはいいと、麗江についた翌朝、寝坊しているぼんをたたき起こして麗江を見晴らす高台に向かうことに。

みなさんご存じだかどうかわかりませんが麗江の古城というのは、いちめんの瓦屋根の風景が有名なのです。上から見た「いらかの波と雲の波ーーー♪」という五月のこいのぼりの歌みたいな写真は麗江にいった証明、ということで取材にいったら、使うか使わないかはともかく、いちおうおさえれなければならないマストショーット、だがしかしその絵はどこにいったら撮れるのか、それを知ってるのはやはりジモピーというわけでY青年の出番!

(長くなったのでつづく)

ちなみに麗江とその周辺に関する情報は地球の歩き方にはほとんど出てませんでした。麗江のことは少し載っていましたが、古城内に関してもあまり詳しくないんです。まだあんまり歩いた人が少ないのかしらね。それでも日本からはお年寄りを中心に結構、雲南ツアーは盛り上がっていなくもないと思うんだけど。
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by tekumaku_w | 2006-09-11 22:09 | 旅先から

雲南より生還

中国雲南省のチベット寄り、チャンイーモウ監督作=高倉健氏主演「単騎千里を走る」の舞台となった麗江(リージャン)およびその近郊取材から戻りました! むろんえっらい山奥です。標高は2000メートル以上。行ったときはあまりなにも感じなかったのですが飛行機で一気に1日で上海まで降りてきてから、どうも眠気が抜けず、いまもまだ眠いのです。時差は1時間しかないので時差ぼけではないんだけどなぁ・・・

と思っていたらしょっちゅうチベットに行っている北京の知り合いが「私もチベットから一気に北京に降りてくると3日くらい眠さとだるさが残るので、最近は陸路で帰ってくるようにしています」との情報が。

「これってもしや宇宙飛行士が地球に戻ると一気に老けるといわれてるのと同じ現象のプチプチプチプチくらいな事態なのかなぁ」と思い始めていたので、それを聞いて「あぁやっぱりね」と納得。高度の高いところにしばらくいて、そこから下山するときは注意が必要ですね。歩いてとか、車でとか、列車でとか、じょじょにじょじょに降りてくればあまり問題ないみたいなんだけど、空路で一気におりてしまうとカラダがついていけないんでしょう。気をつけるべしです。

さてさて3年前に雲南の熱帯地方へプーアール茶の取材で行って以来、すっかり雲南マニアとなった私ですが、今回はその雲南でも北側、チベットに近い麗江周辺。ここはもちろん初めての訪問です。少数民族の宝庫といわれる雲南の中で、ここは納西(ナシ)族のエリア。納西族の特徴はどうやら歌が好きらしい、なぜなら仕事しながらでも、バーでお運びしながらでもともかくしょっちゅう歌を口ずさんでいる。歌が下手だと納西族の女子失格らしいとの情報も。

というわけですでに健さん映画をまつまでもなく、世界遺産になった段階で中国の人々がどっと訪れすっかり観光地となってしまった麗江の村。一説によれば年間800万人近い観光客が訪れているらしいのです。周辺は学校に歩いて行く農村の子供たちがわらわらいるおどかなエリアだというのに、山の上にある麗江の町の、車が入れない石畳の旧市街だけがえっらい勢いで浮きまくっているわけです。なぜなら人3人も並べばいっぱいという狭い坂道は、昼間は京都の清水さんへ向かうおみやげやさんストリートのようにすれ違うのもやっとなほどの数の観光団でにぎわい(このシーズンはほとんどが中国観光団でした)、夜には、本来は、津和野ちっくに美しい水流が流れ静かな渋いたたずまいを醸すはずの水路のあるストリートが、真っ赤なちょうちんで彩られ、両側びっしりに軒を並べる2階建て窓ナシのバー入り口に群れるギャルズ客引きが「うちのバーに寄ってよー」と歌い誘い、水路と柳と中国語を取り除けば、まるでここは六本木外苑東通りの夜10時過ぎか、といった感じ。

せ、せ、せかいいさんの村ぢゃなかったの・・・!? と渋い村落に清らかな水路というイメージを持って麗江を訪れてしまうとかなりのパンチをくらいますが、私は先乗りしていた案内隊長から「けいこさん、大変です。もう麗江の夜は六本木ですっ」と聞いていたので、あーなるほどね、とその描写が正しいことを確認するにとどまったかんじです。

バーに入るとなにがおこるかといいますと、ナシ族の伝統でどうやらバー対抗の歌合戦がはじまるんですね。たとえばバーAで「あーらえっさっさーー」みたいなかけ声で歌が始まるとその対面にあるバーBで、またそれに受け答えるような内容の歌を歌って返事し、それに対してまたバーAから歌の返事があり・・・とこれをえんえんやってるわけ。その場はすっかり青空カラオケ合戦という風情で、しかも歌歌うのがお店のお姉さんだけでなく、バーにいる客全員、またストリートをたまたま歩いてた中国の観光団も一緒になって歌っちゃうんだからものすごいことになっているわけです。

昼間もこの六本木エリアはものすごい数の観光客でにぎわっており、びっくりしたんですが、それまで快調だった携帯がこのエリアに入るやいなや電波障害ちっくに相手の声がまるで聞こえなくなったのです。おそるべし六本木。あまりにみんなが携帯で話しまくっているため、混線しちゃったのでしょうか。ともあれこのエリアに美しい雲南の田舎の風情を求めるのは無理なのでありました。

この六本木エリアは旧市街の北部分なのですが、南部分に行くと若干ユルーい昔の気分が漂い始めます。南部分の中心は木王府(ムーワンフー)という昔の貴族の御殿跡。ムーというのは木と書く一族でその昔この一帯をおさめていた一族だそうなんですね。いまでも立派な、故宮を模したという宮殿が残っています。

その広場から細道を通るとものすごい広さの青物市場につながっています。毎朝お昼ごろまでに一家の主婦はここでその日の食材を手に入れるわけで、屋根のある部分には、豆腐関係(ふつうの豆腐、固め柔らかめのほかに、干した豆腐、臭いのある豆腐も)こんにゃく、挙げ、味噌、トウチ、漬け物、きのこ類なんかがずらーっと並んでまして、外の露地には、それこそありとあらゆる野菜が地面や板やカゴの上に並びまくっているわけです。その眺めは壮観という他はなく、ただただ圧倒されます。見たことない野菜もいっぱい。

案内隊長はそこからいくつか見たことない野菜を買って持ち帰り(泊まっていたのは近所の例の木氏の宮殿の隣りのゲストハウスだったので)そこの厨房にそれらを調理させてランチにしてくれました。みずみずしい元気な野菜を朝イチで買ってそれをすぐ料理してもらって食べる。なんとぜいたくなことでしょう! さすが雲南! 夜は六本木になるとはいえ、こういうまっとうな暮らしが残っているから私は雲南が好きなのです

この続きはまた追って! 次回は偶然であった家に天然の泉が湧いてる麗江の「ぼん(お坊ちゃん)」の話をいたしましょう。

・・・・まだ8月にびっちりいた京都の話もしてないんですけどねー。したいんですけどねー。でもまぁネタが熱いうちに麗江の話をしちゃったほうがいいですよねー。っていうか明日からその京都の原稿書きに入るんですけどねー。頭が京都と麗江でぐるぐるなんですけどねー。仕方ない、頭は京都に戻しつつ、息抜きに麗江のぼんの話を進めることにいたしましょう。

そうこうするうちに明日は例の黒田師匠肌作りと新色コスメチャットと養生話の3本立てを担当したクレアの発売日です。どうぞよろしく! いま発売中のヴァンサンカンのスパページでも正しいスパとは何かという対談で登場しています(ロケ地・汐留コンラッドホテルのスパ) ハーパースバザールではアメリカンビューティについての考察文を寄稿 「NEUTRAL」にはあなたにとっての天国には、というお題で小さなコラムを そしてもしも手に取る機会があればAMEXの会員誌「departures」には東京のホテルについての文章やペニンシュラホテルグループの総統にインタビューした記事を担当しております。この夏はよく働いたなぁと実感します!
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by tekumaku_w | 2006-09-06 21:09 | 旅先から