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by tekumaku_w

4大陸経由いよいよワールド東京へ

日々ツイッターのほうでフィギュアスケート話をしているので、ブログのほうにはずいぶんと書いてませんねー。

久しぶりに現況報告いれときますと、いよいよ台湾での4CC(四大陸選手権)<=4CCは略語(ついったは特に140wで語るため不思議略語頻発でちょっと見一般の非スケオタの方にはわからない(必)用語解説なかんじになってます。のでここでもちょこちょこ解説しつつ進めます)が終わり東京代々木体育館で行われる世界選手権を待つタイミングとなっています。

少し前までは4CCというのは上位ランクのちょい下の、五輪や世界選手権には出ない選手やジュニアからシニアに上がったばかりのがエントリーするような大会だったのですが、昨今は、有力選手も出場する見逃せない大会になってきています。


とくに今回は、めちゃくちゃ豪華メンバーで、全米選手権の演技ミスでまさかのワールド不参加になってしまったJアボット選手や長洲未来ちゃんの参戦。実力はあるのに日本選手団の層が厚いためにワールドに出られない羽生選手(通称ゆづ)や、鈴木明子選手(あっこちゃん)に加えて、ワールド出場の高橋大輔選手(大ちゃん、Dちゃん、デーちゃん、デー先輩)や小塚選手(こづ、たかちゃん)、安藤美姫選手に浅田真央選手まで出るとあって日本では話題沸騰。さらにパソコンから事前登録すれば、3階席に無料入場可能ということもあって、ずいぶんたくさんのスケートファンが日本から台北に乗り込んでいました。

2階の有料席は旅行代理店で手配可能だったみたいなのですが、席は自由だったので、とくに男子の試合前には壮絶な席とり合戦が繰り広げられたとスケオタさんツイットで知りました。ちょとそれはみんなすごい勢いだったみたいで・・ちょっと怖かった模様

なにもワールド直前の2月に4CC出なくてもいいじゃないか、ここで優勝したって何の得にもならんでしょう的な考えを書いてる人もいるんだけど、ワールド前にプログラムをいじってる場合はワンクッションここで、試合の中で確認するっていうのはとても大事だと思いますよ。真央ちゃんにしてもこづにしてもDちゃんにしても。今回試合で新プロが確認できてよかったんじゃないかと思います。

今季、スピンでレベル評価がとれない傾向にあるDちゃんは、なんとSPでドーナツスピンに挑戦!すかさず、スケオタの間で「デーナツスピン」と名付けられました(見逃してる人はyoutubeで確認してみて)。ワールドでもデーナツ、行くのでしょうか!?かなり楽しみ!


そしてDちゃんの場合にはさらに、今回ワールドで予選が復活しているためのランク上げにもこの大会にエントリーしたんじゃないかと思います。

 *(注:世界選手権は以前は予選があり本戦に出られる選手を選定していたのですが、途中で廃止。しかし競技時間が長くなりすぎているという理由で、ISUのチンクワンタ会長が予選復活を指令。予選に何人回るのかは国の実力別に決まっていまして、それは前年度の成績によって決まります。日本は男女とも最高の3人出場枠を持っていますが、女子は文句なく3人予選免除。誰も予選に出なくてOKなんですが、男子は昨年、織田選手(殿)がワールドでやらかしたwため、2人のみ予選免除、1人は予選に回らなければなりません!!ちなみに殿は4CCには出ていませんがトルコで行われたユニバーシアード大会に遠征しました)

・・さてそういうわけで、今回はワールド出場の高橋選手、織田選手、小塚選手というそうそうたるメンバーにもかかわらず、うち1人が予選に出なくちゃならないのですよ。その予選に出る人選は細かい規定があるんですが、出なくてすむための方策の1つとしてはワールドランクを上げておくことがあります。で、Dちゃんは今回優勝したため、ただいまワールドランク1位に上がりました。これでどう何があっても予選には回らなくてすみます。今の状況から規則を照らしあわせるとおそらく小塚選手が予選出場になるのではないかな。男子の予選は3/21(フリーを滑ります)→本戦ショートが3/23なのでキツいことはキツい。普通に滑れば問題ないと思いますが変な怪我をしないでうまく予選滑ってほしいなと思います。



真央ちゃんも、ジャンプの調子確認とフリーのプログラム構成をがらりと変えたのでそのチェックとして4CCはすごくいいタイミングだったのではないでしょうか?

(どのくらい前のプロと4CCのプロが変わったか、比較する動画が4CC直後に回ってきて見たのですが、おもしろかったです。相当変えてますね。変えたことによってビールマンスピンの回転が上がって最後もスパイラルで終わるのでとても華やかな終幕になったと個人的には感じました。唯一、以前のプロでは、途中でタタタタターーと氷上を細かな足取りで走るシーンがあったのですが、それが新プロでなくなってしまったのが残念。愛の夢の喜びみたいなものがあのタタタタターーによく表現されていたと思うので)youtubeに動画まだあるかどうか不明ですが、興味あるかたは探してみてください。画面2分割で、新旧プロ同時進行なので非常にわかりやすい比較になってます。


安藤美姫選手はもう全日本ですっかりFSが仕上がっていたので、もしかしたら4CCは出なくてもいい感じだったのですが、今回はSP、FS両方揃えてパーフェクトに近い滑り(スケオタ的には「ネ申 演技」)で完全優勝したのがかなり自信になったかも。今季の美姫ちゃんの滑りはシーズン最初から安定しており、後半になってからは、もう見ている側がジャンプで失敗する気がしないくらい軸がブレず力強いです。生試合見に行くと直前の6分練習でリンクの端を腰に手をあてて悠々と滑る姿は、女王然としてて1人違う次元にいるカッコよすぎです。美姫ちゃんのスケートはなぜかテレビよりリンクで生で見るほうが、美しいので、美姫ちゃんファンの方はぜひ一度リンクに足を運んで生でご覧になってみてください。なんというか、滑りに格があり、試合なんだけどプログラムを常に自分の作品として見せてくれるレベルのスケーターになっています。

真央ちゃんを生で見ると細さにびっくりしますがそれもあの高身長を回して3A決めるため。真央ちゃんのジャンプはとても軽くて、空中にふわっと上がってものすごい高速回転で回るので、空中で衣装の裾がくるくる回って、やや上の席から見ますとまるでリンクにお花が咲いたようなんです。これも生で見る醍醐味かもしれませんね。高橋大輔選手の滑りは、個人的にはもう世界で名を残している男子スケーターたちと並んで後生に名を残すランクだと思っています。曲がかかって右手が動いた瞬間からすでに大輔劇場になり一緒に彼の描く世界に入ってしまう感じです。今季のSPのマンボも、FSのピアソラもスケート史上に残る、語り継がれる名作だと思うのでこれもお見逃しなきよう。ちなみにマンボの途中のウッのかけ声時に一斉に「ウッ」と入れるのがスケオタついっとで流行中です。TVのDちゃんのポーズに合わせてタイムライン上にみんなの「ウッ」がずらーっと並びます(笑)


とまあこんな感じで日々情報RTや@しながら私たちはワールド東京に向けて粛々と準備を進めています。ワールド東京は3/21から3/27まで。予選が3/21、3/22。3/23から本戦が始まり26まで。27がエキシビという日程。

チケットはものすごい争奪戦になっていて、恐ろしいことに今回は予選のチケットまで先行予約→抽選があって本日15時が抽選の結果発表でした。予選まで先行予約ありで、かつ抽選ではずれて買えない人が出るなんて今回が初めてなんじゃないでしょうか。



ま。とにもかくにも、そんなわけでこれからが今季最後の盛り上がり。スケオタ的にはほとんど「祭り」と化すワールド東京が1ヶ月後にひかえております。私は3月の仕事を前倒しにして心安らかにその週を迎えられるようつとめているさいちゅう。


現場に行かない方は、今回はJスポプラスが頑張って毎日ライブするといってます。男子にはジョニー・ウィアーを解説に招くとの発表もありました。Jスポプラスは解説陣が優秀ですし実況も、どこかの地上局みたいに変なストレスたまる発言で画面の美しい滑りを邪魔したりせず必要なことのみ話してくれるので、3月1ヶ月だけでもJスポプラス加入が吉です! 


スケート好きなみなさま、3/21からの1週間はぜひ一緒に楽しんでまいりましょう・・ってまだ1ヶ月も先の話ですけどね。かなり先走り。すみません(’д`)/
by tekumaku_w | 2011-02-25 22:02