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by tekumaku_w

2009年はシャネルイヤー!?

(前からのつづきとなっています)



 みなさますでにご存じのことも多いかと思いますが、改めましてジュネ監督とオドレイのプロフィールを・・・



監督のジャン=ピエール ジュネは、1991年の初めての長編映画「デリカテッセン」でフランス映画界に新風を吹き込んだ人です。そして次に手がけたのが「ロスト チルドレン」。これがフォックス社の目にとまり、彼は「エイリアン4」を監督することになります。

ハリウッドでの撮影を終えた時、ジュネはパリのモンマルトル地区の石畳に郷愁を感じていましたし、超大作エイリアン4の後ではささやかな個人的映画を気心の知れたスタッフと撮りたいという思いが強まったのですね。そこからはじまったのが「アメリ」なのです。


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copyright CHANEL
このジュネ監督のジェスチャー、「カ・ン・ペ・キ(C'est parfait)」っていうときのフランス人のお約束の手してますネ



オドレイ トトゥは奇しくもマドモアゼル シャネルと同様に、子供時代をオーヴェルニュ地方で過ごしました。音楽や演劇、舞台芸術への興味を抱いた彼女は、パリの演劇学校で学んでまもなく、1999年にトニー マーシャル監督の目にとまって「エステサロン/ヴィーナス ビューティ」の主役に抜擢され、セザール賞有望若手女優賞を受賞しました。ジャン=ピエール・ジュネがオドレイの大きな瞳をはじめて見たのも「エステサロン/ヴィーナス ビューティ」の広告でした。

         
この映画、飛行機の中で見たけど、私がフランスにいた当時の人気大女優ナタリー・バイが出てて、彼女をスクリーンで見かけるの久しぶりだったもので彼女ばかりに注目してたものだから、オドレイの記憶まるでナシ。すんません。


当時「アメリ」の主役を捜していたジュネは、カメラテストに来てみないかとオドレイに持ちかけました。そしてすぐに、彼女こそが彼の思い描いていたアメリだと確信します。2003年、ジュネ監督は「ロング エンゲージメント」で再びオドレイを主役に選び、これがトトゥ&ジュネコンビの2本目の素晴らしい成功作となりました。

オドレイが、その後、ロン ハワード監督の「ダ ヴィンチ コード」に主演したことはみなさんもご存じのとおり。そしていくつかのフランス映画を経て、このシャネルNo5のミューズへ。

この作品によってジュネ監督とオドレイが約束していた2人の3部作が完結することになったそうですよ。「彼女にはいつも、一緒に3部作を作ろうといっていました。この夢の3部作を完結させるのが「シャネルNo5」になったというわけです。」

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copyright CHANEL

そしてオドレイにとって2009年は「シャネルの年」となりそう。というのも、オドレイはアンヌ フォンテーヌ監督の「Coco avant Chanel(ココ アヴァン シャネル=直訳するとシャネル以前のココ)」という映画でガブリエル シャネルを演じてもいるのです。若き日のシャネルを演じることができるのはオドレイ以外にないというのが、フォンテーヌ監督の考えでした。


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copyright CHANEL



「これは愉快な偶然でした。僕が誰かにココ シャネル役を演じさせるとしたら、オドレイだったでしょうから。容姿だけでなく、彼女の意志の強さからしてもおそらく適役だと思います。今回、撮影前に「マドモアゼル」に関する多くの資料に目を通しましたが、もし僕がココ シャネルの映画を撮れと言われたら、オドレイを選ぶと思います。まず彼女に打診するでしょう。」


ほんとに横顔そっくりなんですよねぇ。くりっとした「すべてお見通しヨ」とでもいいたげな印象的な目やアゴのラインが。

              

映画「Coco avant Chanel」もシャネルファンなら見逃せませんね撮影にはシャネル社も協力したそうですよ。偶然なのか、今年はもう1本シャネルの映画が公開されるんですよね。シャネル関連でもうひとついうと、本日よりシャネル銀座ビル4Fで公開される入場無料の展覧会があるんですが(ドゥニ ポルジュ展 スティルウォーター:岸と浜辺)、このポルジュさんはシャネルの香りを生み出す専属調香師であるジャック ポルジュ氏の息子さんです。10代のころから絵を描き始めたのですって。。ポルジュ氏の息子さんが描く世界とはどのようなものなのか、こちらも興味深いです。5/6まで毎日、12:00ー20:00。




(つづく)
by tekumaku_w | 2009-04-21 07:04